卒業を迎える看護学科の学生に向けて
甲南女子大学副学長・看護リハビリテーション学部長/大学院看護学研究科教授の秋元典子先生による卒業記念講演が開催されました。
テーマは「看護のアイデンティティ」
オンラインによる開催となりましたが、卒業後に看護師として働く学生たちは、看護とは何か、自分自身とも改めて向き合うことができました。
質疑応答でも質問に丁寧にお答えいただき、非常に実りある時間となりました。
学生の皆さんは、今日の言葉を胸に、誇りをもって看護師として頑張ってください。
秋元先生ありがとうございました。
今夏
7月30日~8月12日
オープンキャンパス2018
「小田から創まる私たちの流儀」を
さぬき市小田キャンパスで開催しました。
様々なイベントを通して
地域や人と関わることの大切さを
改めて実感しました。
イベントの様子は
こちらのブログにて掲載しておりますので
是非ご覧ください!
【郷土史を語り継ぐ】1日目
【郷土史を語り継ぐ】2日目【自由研究】
【フォトワークショップ】
【木工・工作】
【書道パフォーマンス】
【海体験】1日目
【海体験】2日目
【郷土料理】夏ピザ
【郷土料理】押し寿司
【夏祭り】
【リアル当事者ゼミ】
オープンキャンパスにご参加いただいた皆さま。
遠く、沖縄や九州からもお越しくださり
深く感謝いたしております。
そして、
小田地区の皆さま。
開催にあたり、
ご協力いただいた皆さま。
本当にありがとうございました。
子どもに接する機会の多い
保育士にとって
とっても大切な講習。
乳幼児の一次救命処置は
成人の場合と
心停止の原因や処置方法など
どのような違いがあるのでしょうか。
今回
日本赤十字香川県支部の
藤原先生と、荒谷さんにご講義いただきました。
キーワードは
・AED
・寝室細動
・心停止から5分以内
・簡素化
小さな子供は
大人が思いもかけない行動をとるものです。
不慮の事故を防ぎきれず
意識がなくなってしまったら
どうすれば良いのでしょうか。
救命には
何より、スムーズな連携が必要です。
命に係わること…
学生たちも真剣に聞いています。
心肺蘇生のキーワードは
強く!早く!絶え間なく!
意識の確認と呼吸の確認
※お人形は幼児(4~5歳児)のきよしくんです。
人工呼吸
同じ様に
学生たちも体験します。
そして
AEDを使ってみることに。
AEDを使うには注意点もあり
1歳以上8歳未満(体重25kg未満)の小児には、
「小児用電極パッド」があるそうです。
0歳児は
胸骨圧迫も指2本で。
人工呼吸も行います。
喉に詰まった物を
吐き出すときは
さかさまにして
トントントン!
実践でも役に立つように
体で覚えていきましょう。
その他にも
カットバンをカットしながら
より使いやすく応急処置する方法や
ストッキングで
三角巾!
タイツで
帽子。
タイツで
肩の保護。
おんぶ紐など
いざという時の
便利な使い方を
教えていただきました。
夏休みに入り
山や海に出かける方も
多くなりますね。
小さな子どもさんに関わらず
命を守る救命処置の知識や体験が
役に立つ時が来るかもしれません。
日本赤十字さんでは
ボランティアを募っているそうです。
学生の皆さんも興味のある方は
ご応募してみてはいかがでしょうか。
先日
私たちの施設を見学に
広島県からたくさんの方が
お越しになりました。
まず
社会福祉法人「守里会」について
ご説明させていただき
各施設をご案内!
本校の様子から
初音保育所を見学され
ショートステイセンター 一樹にて
保育所の子どもたちも一緒に
ハロウィン気分を
楽しんでいただきました。
そう!
この日は10月31日。
ご存知!
ハロウィンパーティーの日。
イベントに合わせて
保育所の子どもたち、一樹のお年寄りさん
そして
本校の学生も加わり
実践を通して、学んでいます。
※こんな一説も・・↓
守里会 新聞連載コラム
学校と同じ敷地内に
保育所、介護施設が隣接し
常に、実践を通して学べる環境・・。
県内外の様々な立場の方々に
広く、知っていただくこと・・。
私たちの使命だと感じています。
このあとも
見学者のご依頼は続いています。
皆様からの
ご意見をお聞かせいただきながら
私たちにできること。
追及していきたいと思います。
前回に引き続き、
地域福祉講演会の後半のご紹介です。
町永氏に続き、ご登壇頂きましたのは、稲垣康次氏。
富士宮市役所の職員であり、認知症フレンドシップクラブの事務局を勤められています。
以前から既知の間柄であるお二人。
町永氏の鋭い質問に対し、「こんなこと言っていいんですかねぇ(笑)」
といいながら、核心をつくやりとりが続きました。
富士宮市の認知症に対する先進的な取り組みは、
「始めから狙ってやろうとしたのではない」とのこと。
そもそも、現場や地域には様々な要望や人的資源があった。
そんな「声」を、(認知症の当事者である)佐野光孝氏と聞いて回る事によって
拾い、つなぐ事ができたそうです。
当事者がその中心にいることにより、
自然と輪が広がり、そこに医師などの専門家が加わっていったのだと。
時には、医師が認知症当事者役として、劇に出てくださったこともあるそうです。
また、町永氏からは、「たった一人(=佐野氏)のために行政が動くのは不公平だったのでは?」という質問も。
当初はそういった非難の声もあったそうです。
しかし、
取り組んでいるのは答えのない問題。それならば、
目の前で困っている人を救えなければ、
その向こうにいる大勢の人達を救えるはずはないーそう答えたそうです。
講演最後の質疑応答で、一つの事例をお話くださいました。
ヘルパーが家に行くと、冷蔵庫がいつも卵だらけの認知症の方。
その対策に向かうのは、何と地元商店街。
事情を聞いた商店街の方。
あるお店は返品対応しよう、他の店はレジで声かけするようにしよう、など、
各お店の方達が、自分たちで出来る対応策を話合われるそうです。
富士宮では、店長がお弁当を暖めて認知症の方に届ける、そんなコンビニが普通にあるそうです!
認知症の方が、地域で生き甲斐を持って生きるには、
同じ当事者同士のつながりが最も大事だと確信しています、
と語る稲垣氏。
今は観光課に配属されているそうですが、
これからも、NPO活動を通じて地域づくりに帆走されるそうです!
11/21に本校にて開催された地域福祉講演会。
たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
前半は、福祉ジャーナリストで元NHKアナウンサーの町永俊雄氏による講演、
「『自分らしく』を作る地域力」と題し、ご講演いただきました。
冒頭、「地域の課題」といってもその間口は非常に広く、「認知症を入り口に話を進めてまいります」とのこと。
認知症の方は、2015年(10年後)には700万に達するといわれ、これは高齢者の5人に1人が認知症になる計算になります。
しかし、国がうたう「認知症の早期診断」は、それが支援に結びつかない限り「早期絶望」になるしかない。
「認知症と診断されただけで周囲の扱いが変わってしまう」困惑が、当事者からの声でやっと分かって来た、というのが現状です。
「認知症」起因のトラブルは、受け手である私たち(=地域)の混乱が原因、と町永氏は指摘されます。
『地域を創る』=『福祉を創る』こと。
いじめ、自殺、不登校など、地域の問題の根幹には「孤立・無関心・排除」が原因としてある。
『想像・関心・共感』といった、人が本来持っている力、
そんな力をもった社会が『共生社会』=「『みんなが家族』だ」と実感できる社会。
そして、地域というものにはまだまだ、
活用されていないすごい力がある、と。
最近、福祉業界で言われる言葉、
「ひとりの百歩より、百人の一歩」。
「皆で、「みんなが家族だ」と実感できる社会を創って参りましょう」。
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講演後半部分はこちらから。