【保育学科】~乳幼児の一時救命処置~

子どもに接する機会の多い
保育士にとって

とっても大切な講習。

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乳幼児の一次救命処置は
成人の場合と
心停止の原因や処置方法など
どのような違いがあるのでしょうか。

 

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今回
日本赤十字香川県支部
藤原先生と、荒谷さんにご講義いただきました。

 

キーワードは
・AED
・寝室細動
・心停止から5分以内
・簡素化

 

小さな子供は
大人が思いもかけない行動をとるものです。

不慮の事故を防ぎきれず
意識がなくなってしまったら

どうすれば良いのでしょうか。

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救命には
何より、スムーズな連携が必要です。
 

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命に係わること…
学生たちも真剣に聞いています。

 

心肺蘇生のキーワードは
強く!早く!絶え間なく!

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意識の確認と呼吸の確認
※お人形は幼児(4~5歳児)のきよしくんです。
 

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人工呼吸
 

同じ様に
学生たちも体験します。

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そして
AEDを使ってみることに。

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AEDを使うには注意点もあり
1歳以上8歳未満(体重25kg未満)の小児には、
「小児用電極パッド」があるそうです。

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0歳児は
胸骨圧迫も指2本で。

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人工呼吸も行います。

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喉に詰まった物を
吐き出すときは
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さかさまにして
 

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トントントン!

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実践でも役に立つように
体で覚えていきましょう。

 

その他にも

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カットバンをカットしながら

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より使いやすく応急処置する方法や
 
 

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ストッキングで

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三角巾!
 
 

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タイツで
 

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帽子。
 
 

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タイツで
肩の保護。
 

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おんぶ紐など
 

いざという時の
便利な使い方を
教えていただきました。

 
 
夏休みに入り
山や海に出かける方も
多くなりますね。

小さな子どもさんに関わらず
命を守る救命処置の知識や体験が

役に立つ時が来るかもしれません。

日本赤十字さんでは

ボランティアを募っているそうです。
学生の皆さんも興味のある方は
ご応募してみてはいかがでしょうか。

オープンキャンパス!夏祭り&健康フェア

本日、真夏の太陽のもと
オープンキャンパスは開催されました。
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告知の通り、
地域の健康フェアと初音保育所夏祭りも
同時に開催され

お祭りの賑やかさの中
大勢の参加がありました。

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いつものように
学校長の挨拶から始まり

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看護学科3年生が
学校内を案内し、説明します。

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地域の健康フェアでは
香西長寿声かけ隊の佐藤会長より
ご挨拶がありました。

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続いて
片山内科クリニック院長の片山禎夫先生による
「認知症予防について」の講演があり
多くの方が認知症について考え
いかに予防していくかを学びました。

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その他、
健康チェックやバザーなどがあり
大盛況でした!

また
高齢者の疑似体験ができるコーナーでは

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視野が狭くなったりする体験をしました。

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その他、介護用ベットや
電動手押し車などの
便利な機能を見学しました。

とても、勉強になりますっ!

初音保育所の夏祭りでは

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太鼓の披露があり

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ヨーヨー釣り

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かき氷などが振る舞われ

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暑い中でしたが、大変賑わっていました。

保育学科を希望される参加者も
一緒に楽しんでおられました。

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ひと通り、見学を終えた皆さんは
バザーの「うどん」を食べて

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学生や教員と時間の許すまで
話をしました。

学校長の挨拶でもありましたが
地域の皆さんとの交流や
保育所と介護施設「一樹」との連携といったものは
本校の特色でもあります。

今日のオープンキャンパスでは
賑やかな中にその意味を感じていただけたら
嬉しく思います。

今日はじっくり見れなかったとか
もっと詳しく知りたい!
と思われる方は
8月は毎日(平日)9:00~17:00
学校見学出来ますので
お申し込みください。

次回、オープンキャンパス
8月6日(土)です。

入試や面接などの詳しいアドバイスが聞けますので
お見逃しなく!

第7回 地域福祉講演会わたしの町はみんなが家族【後半】

前回に引き続き、
地域福祉講演会の後半のご紹介です。

町永氏に続き、ご登壇頂きましたのは、稲垣康次氏。

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富士宮市役所の職員であり、認知症フレンドシップクラブの事務局を勤められています。

 

以前から既知の間柄であるお二人。

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町永氏の鋭い質問に対し、「こんなこと言っていいんですかねぇ(笑)」
といいながら、核心をつくやりとりが続きました。

 

富士宮市の認知症に対する先進的な取り組みは、
「始めから狙ってやろうとしたのではない」とのこと。

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そもそも、現場や地域には様々な要望や人的資源があった。

そんな「声」を、(認知症の当事者である)佐野光孝氏と聞いて回る事によって
拾い、つなぐ事ができたそうです。

 

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当事者がその中心にいることにより、
自然と輪が広がり、そこに医師などの専門家が加わっていったのだと。
時には、医師が認知症当事者役として、劇に出てくださったこともあるそうです。

 

また、町永氏からは、「たった一人(=佐野氏)のために行政が動くのは不公平だったのでは?」という質問も。

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当初はそういった非難の声もあったそうです。

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しかし、
取り組んでいるのは答えのない問題。それならば、
目の前で困っている人を救えなければ、
その向こうにいる大勢の人達を救えるはずはないー
そう答えたそうです。

 

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講演最後の質疑応答で、一つの事例をお話くださいました。

ヘルパーが家に行くと、冷蔵庫がいつも卵だらけの認知症の方。
その対策に向かうのは、何と地元商店街。

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事情を聞いた商店街の方。
あるお店は返品対応しよう、他の店はレジで声かけするようにしよう、など、
各お店の方達が、自分たちで出来る対応策を話合われるそうです。

 

富士宮では、店長がお弁当を暖めて認知症の方に届ける、そんなコンビニが普通にあるそうです!

 

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認知症の方が、地域で生き甲斐を持って生きるには、
同じ当事者同士のつながりが最も大事だと確信しています、

と語る稲垣氏。

今は観光課に配属されているそうですが、
これからも、NPO活動を通じて地域づくりに帆走されるそうです!

第7回 地域福祉講演会わたしの町はみんなが家族【前半】

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11/21に本校にて開催された地域福祉講演会。

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たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。

 

前半は、福祉ジャーナリストで元NHKアナウンサーの町永俊雄氏による講演、

 
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「『自分らしく』を作る地域力」と題し、ご講演いただきました。

 

冒頭、「地域の課題」といってもその間口は非常に広く、「認知症を入り口に話を進めてまいります」とのこと。
 

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認知症の方は、2015年(10年後)には700万に達するといわれ、これは高齢者の5人に1人が認知症になる計算になります。
 

しかし、国がうたう「認知症の早期診断」は、それが支援に結びつかない限り「早期絶望」になるしかない。
 

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「認知症と診断されただけで周囲の扱いが変わってしまう」困惑が、当事者からの声でやっと分かって来た、というのが現状です。
 
 

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「認知症」起因のトラブルは、受け手である私たち(=地域)の混乱が原因、と町永氏は指摘されます。

 

『地域を創る』=『福祉を創る』こと。
 
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いじめ、自殺、不登校など、地域の問題の根幹には「孤立・無関心・排除」が原因としてある。
 
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『想像・関心・共感』といった、人が本来持っている力、
そんな力をもった社会が『共生社会』=「『みんなが家族』だ」と実感できる社会

そして、地域というものにはまだまだ、
活用されていないすごい力がある、と。
 
 

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最近、福祉業界で言われる言葉、
「ひとりの百歩より、百人の一歩」

皆で、「みんなが家族だ」と実感できる社会を創って参りましょう」。

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講演後半部分はこちらから。