看護師の手は、魔法の手【看護学科 特別講義】

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岩本豊さん(ALS-筋萎縮性側索硬化症-患者の当事者)をお招きして、

ALS患者一人ひとりが自分らしく暮らすために
私を生ききる挑戦

と題して、講演をしていただきました。

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ALSとは、運動神経が壊れて筋肉が萎縮していく進行性の難病です。
一般社団法人日本ALS協会のHP)

岩本さんは、その恐怖を”人間性の破壊行為”と表現し、
その発症から診断、現在に至るまでの心境や体験談を、率直にお話いただきました。

 

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講演の最後には、「患者に寄り添うみなさんの手は、魔法の手」と題し、
看護師を目指す学生達へメッセージを頂きました。

 

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講演後は、学生自ら「文字盤」を使わせてもらい、
岩本さんと直接、質疑応答。

 

岩本さんのお話には、終始、周囲へのサポート、
とりわけ奥様への感謝の言葉にあふれていました。

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”私たちは、看護師の手の動きで、そのかたの手に込めた気持ち、
「手当ての心」が感じ取れます。
自分のからだをいたわる時のその手で、私たちを手当てしていただけませんか。”

岩本さんのお話は、看護師を目指す学生達に
知識や技能の他に、もっと大切なものがあることを
教えてくれる内容でした。

その”もっと大切なもの”を胸に、
毎日を大切に過ごして参りたいと思います。

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岩本 豊さん
ALS(筋萎縮性側索硬化症)当事者。
平成24年にALSの診断を受ける。
奥様との二人三脚で、
入院ではなく自宅療養を決断。
講演会や啓発活動、
香川県ALS患者・家族会の立ち上げ
など、積極的な活動を行ってらっしゃいます。
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